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ストライクウィッチーズSSっぱい何か

祝 第二期放映 って訳でもないのですが
ストライクウィッチっぽいSS書いてみたー。
某源文調なのはご愛嬌、というコトで…^^;

【ひとりじゃないもん】

■欧州の某所

 この方面での戦況は拮抗状態にあったものの
局地的な小競り合いは毎日のように起きていた。
その日行われた戦術目標A「小さな巣」への攻撃は、
ウィッチ部隊の活躍もあって一応の成功を収めた。

 ――そしてそれから二時間後のこと。
目標の損害評価のため、ライカカメラを持たされた
一人のストライクウィッチが、その空にいた。

「こちらショコラ。モンブラン聞こえますか?
 CDA(写真撮影)終了。これより帰投します」
「モンブラン受信。CDAご苦労さま。ごめんね、
 飛んでもらっちゃって。人手が足りなくて……」
「いえいえ、これくらいおやすい御用ですー」
「貴女のお仲間さんが、こっちに向かってるみたい。
 美味しいお茶をいれて、みんなで待ってるわね。
 だけど気を抜かないで。前線から、静か過ぎて
 気味が悪い――って報告も上がって来てるから」
「了解でーす。そっかー、みんな来てくれるんだ♪」

 そんな悠長な交信を聞く限り、その欧州の空は
どこまでも青くそして平和であった。

 ──その瞬間が来るまでは

「――モンブラン! モンブラン! こちらショコラ!
 被弾、被弾! 飛行不能! 現在地──…… 」

■ARRS(救助)分駐隊基地

 急造の小さな基地に、けたたましい警報が鳴り響く。
それまでカードや麻雀など粗末な遊戯に耽っていた
整備兵や基地要員たちが蜘蛛の子を散らすように
持ち場へと走っていく。

「SAR(サーチアンドレスキュー)ミッション発動!
 RP(ルートパッケージ)5付近にて特殊任務中の
 ストライクウィッチ1、敵勢力圏内に墜落の模様。
 タスクフォースNA1、緊急発進要請! 繰り返す、
 NA1、スクランブル!」

 陽炎踊る滑走路上に4人のウィッチが姿を現す。
通称サンディ。このタスクフォース(部隊)、攻撃の要。

 飛行脚はリベリオン製A26。
Ju87と同じく対地攻撃特化型だが、攻撃精度は
かなり劣る一方、強力な防御力と連装のM2という重火力
を支える大魔力に物を言わせ、物量で敵を圧倒していく
リベリオンらしいユニットである。
なお蛇足だが……
カールスラント軍兵士たちは、そのトンデモ破壊力を
目の当たりにして「チンピラ野郎」と呆れかえったという。
一方のサンディたちは「それはアタシたちじゃねえ!」
と全面否定していると専らの噂である。

「アタシたちは、待つの嫌いだよーっ! 早くしなー!」
「現在、FACエアシーフが急行中、コンタクト願います。
 進路オールクリア。サンディ、順次発進して下さい!」

 ……と、許可が出たその時には――
彼女たちはもう雲上の人であった。

「ハッピーですか~? こちらも離陸しますねー♪」

 続いて、の~天気な声。

「――了解。神のご加護がありますように」
「うふ、ありがとうー♪」

 そう言いながら、声の持ち主は、ふわりと風に乗るように
蒼穹高く舞い上がっていった。

 基地には静けさが戻っていく。警報が鳴るまでは派手に
賑やかだった食堂や格納庫、そして兵舎にすら声はない。
それは平和な静けさではなく、祈りの場にあるような、
深く冷たい静けさであった……。

■墜落地点付近上空

 一足早く現場上空に達したストライクウィッチがいた。

「──ショコラ、聞こえるか? 頼む、聞こえたら応答を!」

 墜落到着してから10分、無線で呼びかけるが応答は無い。
もしや……、と嫌な予感が胸を刺す。

「いや、諦めるな。目と耳で探すんだ、敵よりも早く!」

「ザッ、ザー、……ッ……」

 無線に感度がある? インカムの周波数を調整。

「…――こちら第382歩兵師団第121哨区!
 RP5上空、SAR中のFAC、聞こえるか?」

 飛び込んできたのは男性の声だった。

 第121哨区?
そう聞いて、頭の中の部隊配置図と照合。
ここから北西へ100kmほど離れた場所だ。
チャンネルを切替えその通信に応える。

「こちらFAC、エアシーフ。何か?」
FACとは、この戦闘空域を統括する前線航空指揮官。
――つまり、私のことだ。

「エアシーフ、今そちらの方向へ、空戦型ネウロイ4機を
 取り逃がした! すまん! 超低空を移動中!
 速度からして接触まで凡そ30分だろう。注意してくれ!」

 まさか……超低空を?
魔力で感覚をブースト、その方向を注視――……発見!
地表すれすれを、まるで奔るかのうように接近する黒い小集団。
識別表によれば……ラロスと呼ばれる型に近いが、
それよりも、やや小ぶりに見える。

 何故気づかなかった……捜索に気を取られすぎたか!
歩兵からの通信が無ければ、取り返しのつかないことに……。

「こちらエアシーフ。助かった! 情報提供に感謝する!」
「ああ、良かった。守護天使のお役に立って、光栄だ」

 通信の向こうでは、激しい砲爆撃音が聞こえる。
どうやら……戦闘中のようだ。

「交戦中なのか? 手助けは必要か?」
「いや、こちらは大丈夫、なんとか持ちこたえてみせる。
 SAR任務を優先してくれ! 以上、交信終了!
 ……──幸運を!」

 最後の言葉に載せられた見知らぬ兵士の想い。
きっと彼らは苦戦を強いられているのだろう。
この周辺は脅威度が低く見積もられていたから、彼らの
部隊にウィッチは配置されていないのかも知れない。
だがそれでもなお、墜落機の捜索を優先しろと言ってくれる。
錯綜する感情を抑え込み、今は自分の任務に集中する。

■墜落ウィッチ

 撃墜、というよりは軟着陸で済んだー。

 まさかの奇襲で右飛行脚を撃たれ高度を保てなくなった。
襲ってきたネウロイは撃退したが、落とされたことが悔しい。
だけど、そんな悔しい時間も少したって冷静さが帰ってくると、
自分一人ぼっちでいることが、心に重く圧し掛かってくる。

「ぅぅ……心細いなぁ……」

 例えて言うなら、一人でしている肝試しみたいな感じ。
真夜中の誰もいない怖い場所に、たった一人で取り残されてる
みたい……。

 重い脚を引きずりながら移動を試みる。とにかく、ここから
直ぐにでも離れたいと思った。だけどそれは……空を往くより
遥かに困難な行為だった。動かなくなってしまった飛行脚が
恨めしい。だけど、そもそも壊してしまったのは私に油断が
あったから。だからなのか、それを捨てて身軽になろう
なんて考えもつかないでいた。

「……──聞こえるか? ショコラ、ショコラ! 応答しろ!」

 こういう時の為に持たされていた緊急用無線機、
レスキューラジオに気づいたのは、しばらくしてからのこと。
小さな機械?の発する人の声で、パッと恐怖から開放される。

「あ、こちら、こちらショコラ! き、聞こえてますっ!」
「ああ、よかった。こちらFAC、エアシーフと呼んでくれ。
 応答が無かったから肝が冷えたぞ。どうだ、無事か?」
「はい大丈夫です。ただ……飛行脚を損傷して飛行不能です」

 エアシーフと名乗った少女の声にすがるように応答していく。

「了解。ガードチャンネルで20秒発信してくれ。
 ここは岩や木が多く、上空からでは貴官が見えない……
 …………OK! 位置を確認した」

 上空を、一人のストライクウィッチが通過して行く。

「あ……。ユニフォームはブリタニアのだけど……
 あの飛行脚、カールスラントのなんだ」

■FACエアシーフ

 場所は特定できた。そこを支点に旋回し周囲を警戒。
まずはここが安全であるか、見極めなくてはならない。

「まずいな、ネウロイの先遣隊の他に……北方から、本隊か?」

 研ぎ澄ました感覚に、これでもかとエコーが返ってくる。
歩兵から報告のあったネウロイの他に、別の集団がいる。
それは地上型のようだ。移動速度は遅いが数が恐ろしく多い。
飛行部隊で動きを抑え、地上部隊で包囲するつもりか?
だとしたら、単機で着陸し救出後、離脱をしても間に合わない。
ならば――

「こちらエアシーフ。ショコラ、出来るだけ速やかに現在地から
 東南の方向へ移動しろ。そこに防御に適したLZ候補地がある。
 じきにサンディが救出に来るぞ、気をしっかり持て」
「うん、絶対にお茶会に出るんだから! ありがとうエアシーフ!」

 よし、と頭を切り替える。次にすることは、ネウロイの接近を
阻み、サンディ達の到着まで粘ることだ。

「こちらFACエアシーフ。エンゲージナウ!」

 宣言をしてから、もう目と鼻の先まで来ているネウロイの先遣、
空戦型4機に立ち向かう。途端に火線がパラパラと飛んでくる!

「わわ! エアシーフ! あ、危なななッ! 避けてー!」

 下を走る子から激しい応援が飛んでくるが、応える暇はない。
手にしたルイス機銃ですれ違いざまの一連射。
命中弾はあったが──影響は無かった、いや、一機が
姿勢を崩し左へと旋回しながら落ちて行く。
だが、残る3機の進路は以前そのままだ。
チッと舌打ちしながら、オーバーブースト!

 魔導エンジンBMW801が低く鋭い咆哮を上げる。
飛行脚はFw190G-1。D型との違いは、低中高度向けの
タフなエンジンを積んでいる点だ。低空を縄張りにするには
むしろ旧式のBMWが適している。

 後方から殿を食う。そいつはコアを打ち抜かれ錐揉みしながら墜落。
だが、今度は私が後ろから撃たれる。これはシールドで防御。
初撃で落ちていったのが、復活してしまったらしい。
前に2機、後ろに1機。互いに撃ちつ撃たれつ、巴戦を演じる。
敵の注意を逸らすという当初の目的は達しつつあるかと思われたが――

「こちらショコラ! エアシーフ、下に注意してー!」

 インカムに悲鳴が響いたと思った瞬間――、
地上の歓迎委員から猛烈なアイスキャンディのお見舞いだ。
後ろと下、そして前方からと、もう四方八方敵弾しか見えない。
どうやら、敵の目は完全に私に向いているようだ。
いいぞ、これで目的は達成。私が墜ちない限り、下のあの子は
無事だということなのだ。

「わーん、エアシーフ逃げて! 私のことはいいから!」
「心配するなショコラ、これも仕事だ。そこでおとなしく
 見ていろ! アリスステップターン!」

 体をひねりズームアンドダイブ。エンジンパワーと重力を利用し、
上昇と下降を繰り返しつつ、空と地上の両目標に攻撃を加える。
何機かのネウロイを破壊するが、むしろ反撃の砲火の方が激しい。

 おっと、こりゃ……多勢に無勢だ。シールドも限界が近いか?
幸い、敵は私に食付いて離れないから、このまま少しでも長く飛んで
あの子から引き離してやろう。

 よーし、今度はあの黒い鼻面に鐵鋼弾叩き込んでやる!
地上部隊の先頭を行くネウロイに狙いを定め、旋回しようとした
その矢先――

「ハッピーですか~? エアシーフ、こちらARRS-NA1。
 ただいま到着しましたー♪ これより状況開始します~☆」

 インカムにトロ~ンとした声。救出作戦の専門家……、
のハズだ。だが問題は救助活動を敵が黙って見過ごしてくれるか
どうかなのだが……。

「こちら多数のネウロイと交戦中。いけるのか?」
「はぁい。サンディの支援があれば大丈夫ですよ~♪」

 ズッドドドドーーーーーーーーーンンンッッ!!

 大丈夫~と声がした次の瞬間、アイスキャンディがパタリと停止。
何事かと下を見ると――地上の敵集団が爆炎に包まれていた。

「こちらサンディ1。スマン、お待たせした! ちょっと北西で
 野暮用済ませてきたから遅れちまった。でも大丈夫だよな?」

 北西? 野暮用?
ああ、そういうことか――、と瞬時に理解。
インカムを通して、サンディたちに現状を簡潔に伝える。

「了解。地上のは任された! サンディ1より全機、
 コンバットマニューバー! イッツ、ショータイムッ!」

 4人のストライクウィッチによる華麗な編隊飛行。
バチスカフロールからポップアップ、ネウロンの頭上から、
恐ろしいほど強力な攻撃を仕掛ける!
さらにネウロン上空を航過してからスプリットS旋回。
高度を一気に下げ、今度は低空から集団背後を目掛け制圧攻撃。
合計8門のM2が火を吹き荒れ、大地に炎の絨毯を敷いて行く。

 辛うじて制圧を逃れた陸戦型ネウロイの反撃!
こちらも数を頼りの弾幕射撃。ひと度そのボックスに捉われれば、
ウィッチのシールドをもってしても無傷では済むまい。

「サンディ、編隊機動解除!」

 編隊を解くと、各々ヴァーティカルローリングシザースで
飛び交うアイスキャンディの中を華麗に切り抜けていく。
こうなると、対空砲火は文字通り分散、効果が激しく低下。

 そして空中では今や2機にまで減ってしまった空戦型ネウロイを
FACエアシーフが追撃していた。

■墜落ウィッチ

「みんな、すごい……」

「…――そうよ~。みんな、貴女のために戦ってるから、
 とても強くなれるんだよ~♪」
「え……?」

 声のした宙を見上げる、――と。
太陽の光の中から音もなく静かにゆっくりとランダムスプロール。
一人の、真っ白なウィッチがフワリと舞い降りてきた。

「は~い、はじめまして。ハッピーしてるぅ?」
「わわ、天使様!?」
「うふふ、NA1ナースエンジェルよ、よろしくね、ショコラ♪」

 彼女のバトルドレスは……いわゆるナース服。
白色のHe59ベースの飛行脚には、非武装を示す赤十字。
彼女こそ、空飛ぶ看護婦ナースウィッチ、その人だ。

「あらあら、おでこに擦り傷が……痕が残ったら大変~」

 アリスバックから絆創膏を取り出しペタリ。

「あぅ、すみません……。自分で治療するべきでした……」
「あら、治癒魔術が使えるの? でも、今はお姉さんに
 任せなさい。じゃないと私のお仕事がなくなっちゃうわ」

 直ぐ近くではネウロイとウィッチたちが激しく交戦していて、
ここも大変危険。だから気が気じゃないけれど……
不思議と、彼女が地に舞い降りてから、近くに流れ弾や
跳弾の一つさえ飛んで来なくなっていた。
実は、それが彼女の固有魔法の効果だとは気づけなかったり……。

「さ、応急処置はこれで良いわね。
 肩に掴まって、ここから離脱しましょう♪」

 ドキドキしながら、少し背の高いナースさんの肩を借りた。
――と、助走もなしにフワリと、まるで風に乗るように
空へと上がっていく。それはそれは…不思議な感覚。

「こちらナースエンジェル。エアシーフ及びサンディへ。
 扶桑の仔猫ちゃんを保護しました。これより帰還します♪」

「エアシーフ了解! 全機、長居は無用だ、離脱するそ!」
「サンディ了解!」

 全速離脱かけたウィッチ達の軌跡が
その蒼空に美しい五線譜を描いていく……。

■ARRS分駐隊基地

「…――NW1、ミッションコンプリート」

 固唾を呑み、スピーカーに耳を傾けていた兵たちが
一斉に歓喜の声をあげる。彼も彼女も、兵卒も中佐も、
その場にいた全員が顔を綻ばせ、抱擁しあっていた。
そして、誰からとなく滑走路へと駆けて出して行く。

 彼女たちを――迎えるために……

追記
ごめんなさい、はしゃぎすぎたーw
自分にしか分からない話になってる!
実は倒れて寝込んでる時に書いてた(汗
ストライクウィッチは観てないーorz
だから設定とかはwiki仕込み(ぉ
登場人物なんて知らないよー。
ストライクって攻撃的という意味でそ?
ならナースってのがあってもいいよね~。
というか、そういうのはもうあるのかな?
うん、もういいやw 原稿に戻る!

追記。最後の台詞はガン○ッドからw
BGMを頭の中で演奏してww

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